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喪に服すということは・・・


喪とは正式には、人の死後に遺族が死を悼むため、特定の期間
娯楽や酒、肉を断ち、謹慎することを言いますが、現在の習わしでは
葬儀・法要以外で喪服を着ず、普通通りに生活してもよしとなっています。
ですが、喪中はなるべくレジャーや娯楽を避けるべきであり、
結婚式の出席や年始参り、神社への参拝など控えるのが供養ともされているのでなるべく避けるべきです。

忌引期間は官公庁服務規定によって定められており、以下のようになっています。
配偶者‥‥‥(10日)
父 母‥‥‥(7日)
子 供‥‥‥(5日)
祖父母‥‥‥(3日)
兄弟姉妹‥‥(3日)
孫‥‥‥‥‥(1日)
叔父・叔母‥(1日)

喪に服す間、それぞれの作法・マナーはちゃんと守るように心がけましょう。


逆さごと


葬儀には物事を通常の逆に行なう「逆さごと」という決まりがあります。
死装束(経帷子)を右ではなく左前に合わせて着せたり、
水にお湯を注いでぬるくする「逆さ水」、
枕元に置く屏風を上下逆さまにひっくり返す「逆さ屏風」、
といった作法です。
「逆さごと」は「死」を「生」の領域から隔絶するための演出と言われており、
また、死者の世界は物事が全てあべこべになっていると昔から考えられていたため
死者には「逆さごと」を施したとされています。

喪服のマナー


「凶服」とも言われており、両親や配偶者、親族に対して喪に服している間は、
喪服を着ることが決まりでした。
服喪期間は 祭事・神事に携わることを固く禁じられれおり、
服喪期間が過ぎて、喪服を脱ぐことを「除服」と言います。
もともとは遺族のみ喪服を着ていたのですが、今では故人への供養の意味から
会葬者も喪服を着る習慣となっています。

厳密な喪服というのは、男性なら和服で紋付きはかま、
女性なら黒色の留袖ですが、今ではそこまでかしこまって着ている方はごくわずかです。
現在では男女とも黒色のスーツなど洋装の喪服が多く見られますね。
このスーツは略礼服と呼ばれ、男性は上下とも黒のスーツ、
女性の場合もブラックフォーマルコーナーで購入したものであれば
特に問題ありませんが、手持ちの服で間に合わせる際には
光沢のあるもの、透けるもの、夏場でも袖なしの服は避けて
肌の露出を控えシンプルなデザインのものを選ぶのが賢明です。
服装に厳格なルールが敷かれている地域はそうそうありませんので、
略礼服で構わないとするのが殆どです。

子供の喪服の場合
中高生なら男女とも学生服で、制服がない場合は黒また灰色など地味な色の服で、
小学校生は特に定められていません。だからと言ってどんなものでも着ていい訳でわないので、
黒のズボンに白いシャツ、靴下も白にして、靴も黒色、もしくはそれに近い色を選ぶなど、
あくまで常識の範囲内で身を整えましょう。
アクセサリーなどの服飾品は結婚指輪とパールネックレスぐらいに留め、
化粧もなるべく濃くしないほうが好ましいでしょう。


香典のマナー


香典は葬儀へ出席する場合に、香典袋にお金を入れて
通夜、葬儀の時に持参します。
香典金額は、故人との親しさの程度や土地の慣習、
故人の社会的地位などによって違います。
親戚関係ならば、両親の死亡時には10万円、
姉妹・兄弟では約3、5万円です。
特に親しくもなく、近所づきあい程度の場合は、
だいたい3000〜5000円程度。
親しい間柄の場合には5000〜10000円が相場となっています。

香典を持参する方法
なるべくなら地味な色の袱紗(ふくさ)に包むようにします。
なぜなら、袱紗に入れることで直接ポケットやバッグに入れたとしても、
袋が折れたりしわにならないからです。
気を付けるのは、色の赤い袱紗は慶事用。
間違っても葬儀には使わないように気をつけましょう。
袱紗に包む順序は、つめを左側にして中央に香典をおき、
右、下、上の順に畳みます。

差し出し方
香典は表書きの名前を相手側に向けてながら差し出しましょう。
その後、会葬者名簿に記帳します。
通夜などの受付が設けられていない場合には、祭壇にお供えします。
お供えするときは香典の表書きをこちら側に向けて置きます。
通夜と葬儀、両方に出席する場合は通夜に持参します。

香典を郵送する場合
香典を郵送されるときは、現金とお悔やみ分を不祝儀袋に同封して、
官製の現金封筒にて送ります。

香典、香典返し
香典返しは四十九日法要が済んでからになりますので時間的にも余裕が生まれます。
何点かの品物がセットになっているギフト品を香典返しに使うケースが多く見られます。

香典の表書き
現在市販されている香典袋に書くことを前提に説明しますと、
書く位置は中央に結ばれた紐の絵(水引きライン)から
少しだけ下がった中央に自分の氏名をフルネームで書き、
裏面の左下端に氏名と住所を書きます。
連名の場合、表に氏名を書くのは3名までが原則とされ、
右側に目上の人の名前を連ね入れます。
人数が多い場合には会社名など「○○一同」と書いておきます。
その際には全員の住所・氏名を別紙に書いてそれを中包に入れます。


神棚封じと忌中札


「忌中札」を玄関に掲げます。これは、忌中である事を周りに知っていただくためです。
家族の中のどなたかが死亡された場合、死の忌みを嫌うとされている神棚に白い紙を貼って
封印します。これを「神棚封じ」と言います。
古くには、家の者は汚れているため「神棚封じ」は第三者が行うべきものと
されてきましたが、現在では家の者が行なうようになっています。
白い紙は忌明けまで貼っておく必要があり、また忌明けには取り除く必要があります。
神棚封じの間、神棚は閉ざされたままなので普段行われる祭事は行えません。


焼香


焼香の作法には、立礼焼香、座礼焼香があります。

立礼焼香
順番が来たら焼香台の前に進み、遺族と導師に一礼したあと、
身を正してからご本尊に合掌拝礼します。
そのあと焼香合掌をして、最後にもう一度拝礼をします。
拝礼が終わったら前向きのまま祭壇から2、3歩後ろに退いて自席へと戻ります。

座礼焼香
座礼の場合、まずは腰をかがめてまたた祭壇前まですすみ、
喪主と遺族にに一礼、そのあと祭壇に向かって一礼します。
膝で静かに前へ進み遺影に向かって合掌し抹香を右手に取り焼香します。
再度合掌し、喪主と遺族に一礼をしてから立ち上がり後ろに下がりましょう。
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